マンションの売却に強い会社を見つけよう!おすすめの探し方とは
マンションの売却を検討する際に、どの不動産会社に仲介を依頼するかによって、今後に大きく影響します。マンションなど不動産に関することは専門的なことが多いため、売り主だけで売却するのは難しいからです。ここではマンションの売却依頼ができる、よい不動産会社や見極め方について紹介します。
マンションの売却依頼ができる不動産会社とは
売却が依頼できる不動産会社は大きくわけて3種類あります。安くても早く売却したい人向けの買取業者と、高く売りたい人向けの仲介業者、そして売却してもローンを完済的ない人向けの任意売却専門業者です。それぞれの特徴などについて解説します。
買取業者
買取業者とは、中古ピアノや中古車と同じように、物件を買い取ってくれる業者です。買取業者は購入後、市場価格で転売することで利益を得ます。そのため、転売益を見込んで売り主から安く購入するのが一般的です。
買取価格は転売価格の80%程度になることが多いですが、不動産の査定で訪問してきた業者がそのまま買い取ってくれるため、早く売却できるというメリットがあります。借金の返済などがあり、できるだけ早くマンションを売る必要がある人に向いています。
仲介業者
個人など最終消費者向けに直接マンションを売る仲介業者は、売主と買主を結び付ける役割を担い、買主に直接売却できるため、価格は最も高くなります。仲介業者の業務としては、物件情報の公開や物件の査定、物件案内、売買条件の交渉、重要事項の説明、売買契約書類の作成、物件の引き渡しなどさまざまな業務を請け負います。
仲介手数料は法律により上限が定められているため、どの業者を選んでもほぼ同額になります。ただし、買主を見つけるにはある程度の期間が必要であり、依頼してから買主が見つかるまで3カ月程度かかり、物件によっては1年以上かかる場合もあります。
任意売却専門業者
任意売却とは住宅ローンが払えなくなった場合に、売買代金で残債を一括返済する、金融機関の同意を得ることを条件に行う任意の売却方法です。所有者の希望をある程度考慮したうえで、市場価格で売却できるのがメリットです。任意売却専門業者は債権者との交渉も行ってくれる専門的な業者です。
マンションの売却に強い会社を選ぶには?
不動産を高く売るためにどの会社に仲介をお願いしたらよいのでしょうか。不動産会社を選ぶポイントについて紹介します。
地域に精通している
売却したい物件のある地域に精通している会社であれば、地元の情報に精通しているだけでなく結びつきも密接なため、購入を検討している人に対して物件とともに地域のよさもアピールできます。子育てのしやすさや治安のよさ、交通量などの特色を把握しているかどうか確認しましょう。
営業店舗が多い
営業店舗が多い不動産会社はネットワークも広範囲にわたっているため、売り出す不動産の情報が多くの目につきやすくなります。
迅速な対応
問い合わせや質問に迅速に回答してくれたり、アポイントメントの日程調整への対応が的確だったりすることが、できるだけ早く不動産を売るためには必要です。対応がスムーズで迅速な会社は売り手の希望をしっかりと把握したうえで動いてくれるため、早い売却が期待できます。
アドバイス力
不動産を売却する機会は人生で何度もあることではなく、少ない機会にしっかりとアドバイスしてくれるかどうかで、よい条件で売却できるかが変わってくる可能性もあります。物件についてだけでなくハウスクリーニングやリフォームなどについても細かく提案してくれる不動産会社がおすすめです。
豊富な実績
不動産会社にも得意な分野とそうでない分野があります。不動産の査定では過去の売買実績が精度に影響し、売却実績が豊富な会社は精度も高い傾向にあります。地域での売却実績や類似物件の売却実績があるかどうかをしっかりと確認しましょう。
よい不動産会社の見極め方とは
不動産会社のどこをどのように見極めれば最適な会社を見つけられるのでしょうか。
査定額の根拠
査定額が提示された段階で、どのような根拠でその価格になったかを確認しましょう。納得できる理由かどうかがチェックポイントです。
免許番号の確認
不動産売買の仲介を行うためには宅地建物取引業の免許が必要です。免許番号から更新回数がわかるため、経験が豊富かどうかも判断できます。
まとめ
どの会社を選ぶかは売主が自由に決められるため、相性がよい不動産会社を選べるかがとても大切です。複数社を比較して、直接担当者とやり取りするなかで信頼できるかどうかを判断することと同時にネットなどの評価も確認して客観的な視点からも判断しましょう。マンションの売却を依頼できるいくつかの会社のそれぞれの特徴を踏まえたうえで、条件や希望に合った会社を選び、マンション売却を成功させましょう。