居住中の不動産は売れない?居住中でもスムーズに売却する方法とは
居住中の物件は売れるためしょうか?居住中の物件だと、住人の生活があるため内覧をするのが難しくなり、なかなか売れません。では、居住中でもスムーズに売るにはどうすればよいのでしょうか。今回は、居住中でもスムーズに売却する方法について詳しく紹介します。
居住中物件は売れない?居住中物件が抱えるハンデとは
住人が居住中の物件は売ることができるのでしょうか?
居住中の物件とは?
居住中の物件とは、今近年住人が住んで生活しており、部屋の中に家財道具がある状態の物件を指します。
居住中の物件は売れるのか?売れにくいのか?
居住中の物件は売れるのでしょうか?結論から申し上げると、居住中の物件は売れにくい物件です。一体なぜでしょうか?
遠慮する気持ちが働くから
ひとつ目の理由は遠慮する気持ちが働くからです。当然、居住中の物件には近年住人が住んでいます。そのため、物件の購入予定者からすると、「今近年、住んでいる人の生活を奪ってまで住みたいとは思わない」という心理が働きます。結果、欲しい物件であっても遠慮してしまいます。
自分が住むイメージがわかないから
ふたつ目の理由は、自分が住むイメージがわかないからです。空室物件は、内見ができます。そのため物件の購入予定者が、自分が入居した時のイメージを膨らませることができます。ところが、住人が住んでいるとそうはいきません。住人の生活が目に見えてしまうため、自分が住んだ時のイメージがわきにくくなります。
内覧の調整が難しい
3つ目の理由は、内覧の調整が難しいことです。物件が空室であれば、仲介業者と物件の購入希望者だけで内覧の調整ができます。ところが、住人が住んでいると、仲介業者、物件の購入希望者、近年の住人の3者でスケジュール調整をしなければならず、かなり手間がかかります。
居住中に不動産を売却するメリット
居住中に不動産を売却するとどんなメリットがあるのでしょうか?こちらで詳しく紹介します。
近年の住人が物件の魅力を伝えることができる
ひとつ目のメリットは近年の住人が物件の魅力を伝えることができることです。物を売るとき、見込み客の心に響くのは使ったことがある人のレビューです。住人の生の声は絶大な効果があります。また、見込み客が直接近年の住人にメリット・デメリットを聞くことができるため信用できます。
モデルハウス効果がある
ふたつ目のメリットはモデルハウス効果があることです。モデルハウスとは、人が住んでいるようにイメージしてもらうために実際に家具や設備を配置している見本用の住宅のことです。近年の住人が住んで、家具や設備を配置してあるとモデルハウス効果がでます。すると、見込み客もモデルハウス効果に感化され物件の購入につながりやすくなります。
居住中の物件が売れてから引っ越しができる
3つ目のメリットは、居住中の物件が売れてから引っ越しができることです。資金に余裕がある人であれば、自分の好きなタイミングで自由に引っ越しをすることができます。ところが資金にそれほど余裕がなければ、今住んでいる物件が売れてから引っ越しした方が安心です。居住しながら物件を売ることができれば、売れてから安心して次の物件に引っ越すことができます。
居住中でもスムーズに売却を進める方法は?
居住中でもスムーズに売却を進めるにはどんな方法があるのでしょうか?
内覧希望者がいる時は優先して内覧に応じる
内覧とは物件の見学会のことです。不動産は実物を見て購入を決めます。ところが内覧希望者がいても、近年の居住者が一切内覧に応じないと、なかなか売れません。内覧希望者がいる時は、気軽に内覧に応じることで売却が進みます。
見栄えをよくしておく
ふたつ目の方法は見栄えをよくしておくことです。不動産の売却は見栄えが重要です。見栄えがよいことで早く買い手がつくこともあります。売却しようと思ったら、できるだけ見栄えをよくしておきましょう。
不動産業者に買取してもらう
3つ目の方法は不動産会社に売ることです。不動産会社に仲介を頼み、買い手を探してもらうと時間がかかります。理由は条件交渉に時間がかかるからです。ところが不動産会社に直接売ればすぐに売ることができます。買い手を探す必要がなく、内覧も不要です。
まとめ
今回は、居住中でもスムーズに売却する方法について紹介しました。居住中でもスムーズに売却するには、居住中であってもより多く内覧をすることです。一般的に物件は、内覧をしないとなかなか買い手は見つかりません。内覧することがベストな売却方法です。また、できるだけ内覧の時は見栄えをよくしておきましょう。